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妊活前にやることは?実践すべき6つのことと押さえておきたい注意点

いざ妊活に取り組もうと考えた際に「何から始めれば良いのかわからない」と感じてしまうことがあります。
そこで、妊活前にやることを確認しておきましょう。

本記事では、これから妊活を検討している方のため、妊活を始める時期や全体の流れ、何をすれば良いのかなどを解説します。
この記事を読むことで妊活について理解が深まっていくので、何から始めれば良いかわからず気持ちだけ焦ってしまうと感じている方はぜひ参考にしてみてください。

妊活を始める時期はいつ?

妊活とは、妊娠に向けて行う活動全般のことをいいます。
体と心の準備を整えましょう。

いつから始めるべきかについては個人差もあるので、一概には言えません。
ただ、年齢とともに女性の不妊率は以下のように変化していきます。

年齢

不妊率

25歳~29歳

8.9%

30~34歳

14.6%

35~39歳

21.9%

40~44歳

28.9%

参考:一般社団法人日本生殖医学会:Q22.女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか?

40~44歳にもなると、3~4人に1人が不妊に悩むことになってしまいます。
自然に妊娠できると思っていたものの、気づいたら40歳を過ぎてしまったという方も少なくありません。

こう考えると、妊娠を望んでいるのであればできるだけ若いうちから妊活を行い、妊娠に備えると良いでしょう。

妊活はどのような流れで進むのか

妊活は、具体的な内容が決められているわけではありませんが、以下のような流れで進むことになります。

【流れ】

  1. 排卵日を確認し、妊娠の確率が高いタイミングで性交渉
  2. 1年継続しても妊娠できない場合は病院での検査・治療
  3. 妊活の継続

避妊することなく性交渉を行っているものの、1年以上妊娠できない場合は病院で検査を受けましょう。
年齢的な問題があり時間効率よく進めていきたいと考えているのであれば、それよりも早い段階で検査を受けても問題ありません。

検査の結果、妊娠を妨げる原因が見つかった場合は治療を行っていくことになります。
なお、生活習慣の改善はいつでもできるので、妊活を始めたら早い段階で取り組んでいくのがおすすめです。

妊活前にやるべきこと

妊活前にやることを確認していきましょう。
以下6つに取り組んでみてください。

①夫婦でコミュニケーションをとる

夫婦でコミュニケーションをとることは非常に大切です。
妊娠や子育てについてどのように考えているのか、じっくり話し合いの時間を取ってみましょう。

お互いの考えや価値観が異なるとすれ違いが生まれやすくなり、妊活に影響してしまう可能性があります。
特に妊娠しやすいタイミングなどはお互いが十分に理解しておかなければなりません。

②基礎体温を記録する

女性は基礎体温を記録しましょう。
これは、排卵日を予測するために必要なことといえます。

生理から排卵日までは体温が低くなり、排卵が起こると次の生理までは体温が高くなります。

婦人体温計と呼ばれるものがあるので、入手しておくのがおすすめです。
朝、目が覚めたら布団に入ったままの状態で舌の下に体温計を入れて測定します。

③健康的な生活を送る

健康な体でなければ妊娠は難しくなります。
そのため、日々健康的な生活を心がけることが重要です。
栄養のあるものをしっかり食べ、適度な運動も実践していきましょう。

これは女性だけではなく、男性にとっても必要なことなので、2人で健康管理のためにやることリストなどを作ってみてはいかがでしょうか。

④生理周期を把握する

基礎体温の記録と同様に行っておきたいのが、生理周期の把握です。
生理の期間や生理と生理の間隔などを確認することで生理周期が安定しているかわかります。

生理周期が安定していない場合は排卵にトラブルが起こっている可能性もあるので、一度病院で相談してみてください。

⑤産婦人科を受診する

妊娠や不妊に関してわからないこと、気になることなどがあれば、専門家である産婦人科を訪れて話を聞いてみることをおすすめします。
正しい妊活の仕方を教えてもらえるので、効率の良い妊活にもつながるでしょう

産婦人科では生理周期や基礎体温を聞かれることが多いので、これらをメモして情報を伝えてください。

⑥夫婦で検査を受ける

妊娠するための機能に問題がないか確認するため、病院で検査を受けることをおすすめします。
どちらかに問題がある場合、そのまま妊活を進めても妊娠が難しい可能性があるためです。

女性ではなく、男性に問題があるケースも珍しくありません。
そのため、検査は夫婦そろって受けることが重要です。

女性が受けておきたい検査

女性が受けたい検査はいろいろあります。
以下の検査が代表的です。

【検査の例】

  • 子宮、卵巣、卵管、感染症、甲状腺の検査
  • 風疹の抗体検査
  • 性感染症の検査

風疹の免疫がない場合、妊娠初期に感染するとお腹の赤ちゃんにも感染してしまう恐れがあります。
結果として難聴や心臓などの病気リスクが高まるため、抗体の検査を受けましょう。

男性が受けておきたい検査

男性が受けたい検査として、以下のようなものがあります。

【検査の例】

  • 精子の検査
  • 風疹の抗体検査
  • 性感染症の検査

精子の数や活動に問題がある場合、妊娠しにくくなってしまいます。
精子の状態に問題がないか、早い段階で確認しておきましょう。

また、女性と同様に風疹の抗体検査も必要です。
女性が抗体を持っていても男性が感染してしまえばやはりお腹の中の赤ちゃんにうつってしまう可能性があります。
十分注意しましょう。

妊活前に押さえておきたいポイント

妊活を始める前に押さえておきたいポイントがいくつかあります。
間違った妊活を実践しないためにも、以下の7つのポイントをチェックしてみてください。

ポイント①無理なダイエットは避ける

特に女性に多い傾向がありますが、無理なダイエットはNGです。
太っている方が健康的なダイエットを実践するのは良いのですが、無理な食事制限を伴うダイエットは栄養が不足してしまいます。
妊娠のためには、しっかり栄養を摂取することが欠かせません。

また、体重が急激に減少すると女性ホルモンにも影響するので、注意しましょう。
場合によっては排卵が起こらなくなってしまうこともあります。

適正体重から遠い方は正しい方法で適正体重を目指し、現在適正体重の方はそれを維持するようにしてください。

ポイント②ストレスを発散する

ストレスは妊娠の大敵です。
ホルモンの分泌に影響するので、できるだけストレスを溜め込まず、定期的に発散しましょう。

中には自身がストレスを溜め込んでいることに気づけない方もいます。
趣味を楽しむ、ゆっくり休むなどして、ストレスを溜め込まないように注意が必要です。

これは、男性も同様で、ストレスを溜め込むと精子の質が低下してしまいます。
お互いにとってどのような方法がストレス発散になるか考え、やることのひとつとしてストレス発散につながる行為を実践していきましょう。

ポイント③飲酒・喫煙をやめる

女性がお酒を飲むと、お腹の中の赤ちゃんが流産したり、先天性異常が発生したりする確率が高くなってしまいます。
妊活中はいつ妊娠してもおかしくない状態なので、妊活前の段階からお酒は控えるようにしてください

また、喫煙もよくありません。
早産や流産だけではなく、生育不良を招きます。

旦那さんがタバコを吸う場合は、その煙を吸う副流煙にも注意が必要です。
赤ちゃんのことを考えるのであれば、夫婦そろって禁煙に取り組みましょう。

ポイント④身体を温める

身体を温めることで血行が良くなり、食事から摂取した栄養素が卵巣に届きやすくなります。
普段から冷たいものばかりを食べたり飲んだりしている方は注意しましょう。

また、夜はシャワーで簡単に済ませるのではなく、ぬるめのお風呂にしっかりと浸かるのがおすすめです。
腹巻や靴下、カイロなどのグッズも活用してみてください。

ポイント⑤生活習慣を整える

生活習慣を整えることも重要です。
普段から日常的にお酒を飲んだりタバコを吸ったりしている方は、妊活をきっかけにすべてやめるのはなかなか難しいことといえます。
やめるまでに時間がかかってしまうこともあるので、早い段階から意識して取り組んでいきましょう。

また、肥満体型の方はそれを改善するために生活習慣を整える必要もあります。
夫婦で影響力が必要になることもあるので、妊活することを決めたのであれば、どのような形で生活習慣を整えていくか話し合いをしておくのがおすすめです。

ポイント⑥歯科検診を受ける

女性は歯科検診を受けておきましょう
これは、妊娠してつわりが始まると口の中にものを入れられるのが気持ち悪くなることもあるので、治療が難しくなるためです。
また、治療のストレスが流産を招いてしまう可能性もゼロではありません。
お腹が大きくなってから治療台の上に横になるのも大変です。

虫歯などがある場合は治しておきましょう。

ポイント⑦授かるのは奇跡であることを覚えておく

妊活をしたからといって、必ずしもすぐに子どもに恵まれるとは限りません。
スムーズに進むことばかりを考えてしまうと、うまくいかなかった時に大きく落ち込んでしまうこともあります。

子どもを授かるのは奇跡であることをしっかりと夫婦で心に留めておきましょう。

妊活前にやることはたくさんある

今回は妊活前にやることについて紹介しました。
実践しておきたいことが多々あるので、1つずつ取り組んでいきましょう。
生活習慣の改善や夫婦での話し合いなどは積極的に行ってみてください。

いろいろ努力したもののどうしても子どもを授からない場合、検査が必要です。
その結果、男性の精子に問題がある場合は、ご相談ください。
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