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不妊治療のステップダウンとは?体外受精をやめてしまう理由も紹介

「体外受精を続けることが大変に感じる。」「人工受精やタイミング法にステップダウンしても妊娠できるの…?」 などと悩まれている方はいませんか。

さまざまな理由から負担が多い体外受精から、別の不妊治療法に切り替えることをステップダウンといいます。ステップダウンは決して妊娠をあきらめるものではありません。
不妊治療を無理なく継続できるように、不妊治療で生じる心身のストレスを軽減することを目的としておこなわれます。

この記事では、ステップダウンの目的や意味、メリット、体外受精をやめる主な理由などをご紹介します。
体外受精からのステップダウンを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

ステップダウンとは

ステップダウンとは、不妊治療の最終段階である体外受精を一度ストップし、比較的ストレスの少ない他の不妊治療に戻すことをいいます。

ステップダウンについて理解するには、不妊治療の進め方を把握しておく必要があります。不妊治療には以下の3つの段階があります。

  • 第一段階:タイミング法(夫婦生活を排卵日に合わせておこなうこと)
  • 第二段階:人工授精(男性の精子を人工的に女性の子宮へ入れて妊娠をうながす方法)
  • 第三段階:体外受精(卵子と精子を体外で受精させ、受精卵を体に戻す方法)

患者さんの卵子や精子の状態によってどの治療をおこなうかは異なりますが、タイミング法から治療を進めていくケースが多いです。

不妊治療は、第三段階の体外受精に進むにつれて体や心への負担が大きくなるといわれています。
心の問題に関して、「不妊うつ」といった言葉があります。終わりが見えないことや、周囲の理解をえにくいことから、不妊治療によってうつ状態になってしまう方もいるのです。

体外受精は1回の治療に40万円ほどの高額な費用がかかるので、金銭面の問題も出てくると思います。

他の治療に切り替えてステップダウンすることは、心身のストレスや金銭面の問題を少なくできる効果があります。

ステップダウンをして妊娠をする可能性はあるのか?

よく、「ステップダウンして、タイミング法や人工授精に切り替えても妊娠できるの…?」と心配される方もいますが、ステップダウンをしても妊娠はできます

不妊治療は、タイミング法の後に人工授精をおこない、人工授精でも妊娠が難しい場合に体外受精へ進むことが多いです。
最後におこなわれる治療が体外受精であるケースが多いので、体外受精をやめることは、不妊治療をあきらめることだと認識されている方もいます。

しかし、体外受精をやめてステップダウンした後も、タイミング法や人工受精での不妊治療は継続できます。
体外受精まで治療が進んだ方でも、タイミング法や人工授精での不妊治療に切り替えて妊娠される方も多くいらっしゃいます。

ステップダウンのメリット

ステップダウンのメリットは、心身や金銭面での負担が減り、不妊治療を継続しやすくなることです。

体外受精は他の不妊治療と比べても心身のストレスが大きく、医療費も高額ですよね。
多くの来院回数が必要になるため、仕事との両立が難しいと感じる人もいます。負担の大きい体外受精から、比較的やさしい他の治療法に切り替えることで、不妊治療を継続しやすくなるのです。

また、体外受精の方法をやめて治療法を切り替えた後も、また再開することはできます。

不妊治療は、自分の生活や体調面に合った治療法を継続することが大切です。

ストレスを感じるとホルモンの影響で妊娠しにくくなることがあります。ステップダウンをすることで、気持ちが楽になり妊娠する可能性もあります。

体外受精を続けることがつらくなってきた方は、ステップダウンという手段をとってもよいのかもしれません。

ステップダウンする理由

ここからは、ステップダウンする理由を5つご紹介します。

年齢

ステップダウンする理由としてまず挙げられるのは、年齢です。

高齢になってくると、母体への負荷や胎児へのリスクが大きくなることから不妊治療自体に区切りを付ける方もいます。不妊治療をはじめる際に、年齢の区切りをあらかじめ決めておく例もあります。

不妊治療を終えるまでとはいかなくても、ステップダウンで治療を軽減するという選択肢もあります。

【関連記事】
30代女性の体外受精の成功率と妊娠率をデータから検証

費用


ステップダウンする理由の2つめは、費用面の問題です。

体外受精には高額な医療費がかかります
患者さんの中には、体外受精の治療をはじめる前に「体外受精に使う費用は150万円までにする。」などと、かける費用をあらかじめ決めてから開始する方もいます。

また、2022年4月より不妊治療の保険適用が拡大しましたが、保険が受けられる回数には制限があります。

体外受精と顕微授精の保険適用は、治療開始時に43歳未満の女性は1子ごとに通算6回まで、40歳以上43歳未満の女性は1子ごとに通算3回までです。

費用面が心配な方は、体外受精は保険適用回数までと決めておくのも1つの手ではないでしょうか。費用面での終わりを決めておかないと、心のストレスも大きくなります。

体外受精に関しては、あらかじめ定めた予算や保険適用回数で区切りをつけて、ステップダウンをする方法もあります。

仕事と治療の両立が困難

仕事と治療の両立が困難と感じ、ステップダウンする方もいます。フルタイム勤務をしながら不妊治療を受けられる方は多いです。

しかし、体外受精の不妊治療をおこなう場合、月5〜8回程度の通院が必要といわれています。

体外受精のために卵子を採る場合、状態の良い卵子を摂取する必要があります。卵子の状態を何度もチェックしなければならないので、通院回数が多くなってしまうのです。
また、体外受精の不妊治療では卵子に合わせて通院する必要があるため、予定をあらかじめ立てることもできません。

「どうしても休めないプレゼンがある」「明日までに納品しないといけない制作物がある」などといった場合、クリニックへ通うには職場の人の協力が必要になります。
しかし、職場で不妊治療への理解がえられていないことも多く、居心地が悪くなってしまうことがあるのです。

スケジュール管理ができず仕事と治療の両立が難しくなることから、ステップダウンの選択を取ることがあります。

【関連記事】
不妊治療と仕事の両立が難しいと言われる理由について

不妊治療を休みたい

ステップダウンをする理由として、不妊治療を休みたいといった理由もあげられます。

体外受精をストップしたとしても、不妊治療を終える必要はありません。
終わりが見えないことや、周囲の理解が進んでいないことなどから、不妊治療で精神的なストレスを抱える方は多いです。

メンタル面の問題以外でも、体調や費用面の問題から、体外受精での不妊治療を一度休みたいと思うこともあるでしょう。

不妊治療は段階を踏み、第一段階のタイミング法から第三段階の体外受精に進めることが多いですよね。治療が進み、段階が上がるほど患者さんの受けるストレスが大きくなります。

第三段階の体外受精までおこなっている患者さんは、何度もクリニックに通院し、既にさまざまな不妊治療を受けた経験のある方が多いです。

不妊治療には長い時間がかかることから、心を病んでしまう方もいらっしゃいます。
不妊治療の体外受精をやめたからといって、もう二度と体外受精ができないわけではありません。

心身のストレスを軽減する目的で、一度不妊治療を休むのも良い選択だと思います。

【関連記事】
不妊治療のストレス・不妊うつとは?原因や対処方法について

体外受精からステップダウンできないケース


ステップダウンできないケースは、精子に大きな問題があるときや、卵管に問題があるときに考えられます。

精液中に精子が一切ない無精子症や、精子の運動量が極端にすくないときには、タイミング法や人工授精での妊娠は難しいです。

精子と卵子が出会う場所を卵管といいます。卵管が正常ではない場合もステップダウンできないことがあります。

ステップダウンできるかどうかは、精子や卵管の状態を医師に診てもらう必要があります。
通っているクリニックの医師に直接相談してみてくださいね。

当サイトで精子提供を受けられた方のご感想

こちらでは、当サイトを運営する「I LOVE BABY」をご利用頂き、精子提供を受けた方のご感想を紹介します。精子提供をお考えの方はぜひご覧ください。

宮崎県在住 年齢30代後半

そもそも、精子バンクは存在するのか不信感がありました。
別のサイトでは、タイミング法では提供者が身体目的の人も多いと言うコメントを見て、わたし自身、精子バンクと関わる前は不安と不信感がありました。
精子バンクから、「I LOVE BABY」を紹介していただき、実際に担当の方がわたしの住む街まで時間を割いて会いに来てくださいました。
しかし、会った後も担当の方を完全を信じきれていない部分がありました。

わたしは、不妊治療では体外受精をし開始後7か月で妊娠成立しました。
不妊治療中は、いつ妊娠成立するかもわからない出口の見えない治療、また毎月何回も飛行機に乗って東京まで治療に行かないと行けない事へのストレスで気持ちが滅入る時も多々ありました。
採卵した卵が未成熟で破棄となった時や、卵子と精子が受精しなかった時など妊娠成立するまで気持ちがアップダウンする事も多く、担当の方に話しを聞いてもらう事も何度かありました。その度に、「一緒に頑張りましょう」と言ってくださりました。

また、ニュースで精子提供者が違う人だったというニュースを見たときも、わたしへの精子提供はどうなのか?とかなり問い詰めた事があります。
その際担当の方は、「そこはちゃんとしてないからニュースになるだけで、こちらはちゃんとしている、信じて大丈夫」だと言いました。

わたしは、約10か月「I LOVE BABY」と関わらせていただいていますが、嘘やごまかしたりしていると感じた事はありません。
こちらの疑問や質問に全力で対応してくださっていたと思います。
今は「I LOVE BABY」に対し不信感はなく、なにかあればすぐに相談する相手として信頼しています。

また、体外受精の治療をするにあたり問題点の一つに金銭面があると思います。
治療費用面でも、ご相談に乗っていただけ、すごく安心して治療に望む事ができました。

ステップダウンは不妊治療を無理なく続ける選択肢の一つ

この記事では、ステップダウンについて解説しました。

最後まで読んでいただくことで、ステップダウンは不妊治療を無理なく続けられる選択の1つであることがお分かりいただけたかと思います。

体外受精で不妊治療を続けることにお悩みの方は、一度ステップダウンをしてみてもよいかもしれません。

ご自身の生活や心の問題とも相談しながら、不妊治療を継続する方法を見つけてくださいね。

I LOVE BABYでは、選択的シングルマザーの方への精子提供をはじめ、その後の不妊治療に関するさまざまな支援を行っております。
また、治療費用に関するご相談も受け付けております。費用を気にすることなく、最後まで治療を受けて頂けるよう、ご提案・サポートをいたします。
不妊治療でお困りの方は、ぜひご相談ください。

精子提供の無料相談&支援サイトの一般社団法人I LOVE BABY

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