妊活成功に向けた取り組みにはさまざまなものがあります。
その中でも、実際に成功した人はどのようなことに対して「やってよかった」と感じているのでしょうか。
ここでは、これから本格的な妊活に取り組んでいきたいと考えている方のため、妊活中にやってよかったと感じること、具体的に妊活中はどういった過ごし方をしていけば良いのかなどを解説します。
この記事を読むことによって何を実践していけば良いのかわかるようになるので、ぜひご覧ください。
目次
妊活前にやっておくべきこと
妊活に取り組む場合は、ある程度準備をしてから始めましょう。
ここでは、その準備期間中に行いたいことを解説していきます。
夫婦での話し合い
必ず実践しておきたいのが、夫婦での話し合いです。
妊娠はどちらか一方の意思でできるものではないため、夫婦でしっかりと話し合いを行い、共通の認識を持っておかなければなりません。
一方のみが妊活に対して積極的であった場合、パートナーがそうでなかった際に大きな不満やストレスを感じることにもなってしまいます。
話し合いをする際は、以下のようなことを意識してみてください。
【話し合っておきたい内容】
- 妊娠を望む時期
- 子どもは何人欲しいのか
- 不妊治療が必要な場合はいつ始めるのか
- 妊娠中の過ごし方やサポート
- 出産後のプラン
特に不妊治療に取り組む場合はお金もかかることになるので、何歳まで実践していくのかあらかじめ話し合っておきましょう。
基礎体温の記録
妊活を行う上で理解しておきたいものとして、基礎体温が挙げられます。
妊娠するためには、女性の体の中で排卵が起こっていなければなりません。
月経が始まってから排卵までには約14日間かかり、この間は体温が低くなるのが特徴です。
一方、排卵後は体温の高い期間が14日ほど続きます。
基礎体温を記録しておくことにより、排卵が予定通り起こっているか確認可能です。
近年は基礎体温を手軽に付けられるアプリなども登場しているので、活用してみてはいかがでしょうか。
生理周期の把握
基礎体温の把握と共に行っておきたいのが、生理周期の把握です。
例えば、妊娠しやすい日をねらって性交渉を行うタイミング法と呼ばれる方法を実践する場合、排卵日は生理周期から予測できます。
特に妊娠の確率が高まるとされているのが、排卵日の1~2日前です。
生理周期は個人差があるものの一般的には25~38日の範囲であり、排卵のタイミングは次の生理予定日の14日ほど前とされています。
基礎体温の記録とともに生理周期も把握し、排卵のタイミングを見極めていきましょう。
身体の検査
妊娠するにあたり、問題となる病気などが隠れていないか検査を行っておくことをおすすめします。
以下のようなものがあります。
【行っておきたい検査】
- 女性:子宮や卵巣、卵管、感染症、甲状腺の検査
- 男性:精子や感染症の検査
- 男女共通:風疹の抗体検査
不妊治療専門の医療機関で検査を行いましょう。
検査の結果、問題があることがわかった場合は早い段階で問題の治療や、不妊治療に取り組んでいくことになります。
風疹とは、ウイルス性の発疹症のことをいいます。
仮に妊娠中に風疹に感染してしまった場合は赤ちゃんが先天性の風疹症候群を発症する恐れがあるため、注意しなければなりません。
抗体がない場合はワクチンを受けて備えましょう。
男性も同様です。
お子様をお産みになられることを希望される依頼者の方に、精子ドナーからの精子提供を受け、
依頼者がご自身で妊娠・出産の過程を経てお子様を授かる方法を提供してまいります。
同時に、依頼者とのヒアリングを通じて、不妊治療に関する様々な支援もしてまいります。
※母子ともに健康な状態で出産を支援する為、ご年齢が30歳未満の方が対象となります。
- 日本人精子ドナーの紹介
- 法人サービスだから安心
- 出産までの安心サポート
妊活中の過ごし方
妊活中は普段よりも注意しておきたいことがいろいろあります。
特に大切なことについて紹介するので、できる範囲から始めてみましょう。
バランスの良い食事をとる
日々の食生活は、できるだけバランスの良い食事を心がけることが大切です。
例えば、揚げ物ばかり、炭水化物ばかりといった形ではなく、野菜やお肉、魚などもバランス良く取り入れていくことが求められます。
和食は洋食と比較して栄養バランスを整えやすいとされているので、現在洋食スタイルになっている方は和食に切り替えるのも良いでしょう。
食事では、炭水化物の取りすぎにならないように注意が必要です。
白い糖質といわれる白米や食パンなどよりも、玄米や全粒粉パンなど茶色い炭水化物と呼ばれるものを取り入れると血糖値が急激に上がりにくく、健康的といえます。
積極的にとりたい栄養素
まず、女性は葉酸(ようさん)を取り入れましょう。
葉酸とはビタミンB群の一種であり、妊娠した後に赤ちゃんの成長を助ける働きを持っているのが特徴です。
妊娠後、赤ちゃんは細胞分裂を繰り返して成長していくのですが、そのために葉酸が必要になります。
もし細胞分裂に必要な葉酸が不足している場合は、神経管閉鎖障害につながってしまう恐れがあるため、注意しておく必要があります。
食品以外のもの、つまりはサプリメントなどに含まれている葉酸を一日あたり400μg摂取することが推奨されています。(※)
飲みやすくて継続しやすいサプリメントを選んでみてください。
また、日々の食事でビタミンDも取り入れていきましょう。
魚やキノコ類に豊富に含まれているビタミンDは、着床率の向上や流産率の低下と関わっているとされる栄養素です。
油を摂取する際は、身体に良い脂質とされるものを選ぶことをおすすめします。
例えば、n-3系脂肪酸(オメガ3脂肪酸)を取り入れてみてはいかがでしょうか。
健康な卵子や精子が作られるのをサポートする成分です。
こちらは青魚に多く含まれているほか、アマニ油やエゴマ油でも取り入れられます。
また、男性は亜鉛に注目です。
牡蠣などに豊富に含まれている栄養素である亜鉛は、精子の生成に関わっているだけではなく、運動率や前立腺機能の向上とも関連する栄養素です。
重要な役割を果たす亜鉛ではありますが、体内では作り出せない栄養素であることから、食事やサプリメントで取り入れていく必要があります。
(※)参考:健康長寿ネット:葉酸の働きと1日の摂取量
避けておきたい食材
避けておきたい食材についても確認しておきましょう。
まず、注意したい脂質として挙げられるのが排卵障害や精子数減少を引き起こす可能性が報告されているトランス脂肪酸です。
マーガリンに多く含まれています。
それから、刺身などの生ものにも注意が必要です。
これは、火を通したものと比較して食中毒のリスクが高く、食中毒を引き起こす菌やウイルスによる感染が卵巣機能に影響する可能性があるためです。
万が一のことを考え、避けておきましょう。
コーヒーやエナジードリンクなどに多く含まれているカフェインについても注意が必要です。
少量であれば問題ないとされていますが、過剰摂取は流産や早産のリスクが高まると指摘されています。
健康的な体型を維持する
太りすぎ・痩せすぎはよくありません。
どちらの場合も排卵が起こらなくなってしまう可能性があります。
排卵が起こっていなければ妊娠はできません。
現在普通体型ではない方は、食生活を見直したり運動を取り入れたりするなどして少しずつ普通体型に近づけていきましょう。
適度に身体を動かす
適度に身体を動かすことは健康のためにも欠かせません。
現在肥満体型の方は積極的に運動を重視していきましょう。
また、運動することによって血流がよくなると、体全体に食事などから摂取した栄養素が運ばれやすくなります。
ハードな運動を実施する必要はないので、継続しやすいものか試してみてはいかがでしょうか。
十分に睡眠をとる
睡眠不足の状態になるとホルモンバランスが乱れ、妊娠しにくい体になってしまう恐れがあります。
短時間しか眠れていない方は睡眠時間を延ばしていきましょう。
質の高い睡眠をとることも重要です。
生活のリズムを整えることも大切なので、できれば毎日起きる時間と寝る時間を整えていくのがおすすめです。
冷え対策を講じる
女性の中には冷えを感じている方も多く、体が冷えていると血行が悪くなります。
このような状態では子宮に必要な酸素や栄養を送ることができません。
卵巣の機能が低下してしまう可能性もあるため、冷え対策が必要です。
ゆっくりお風呂に入る、服装を工夫する、冷たい飲み物を避けるといった対策を実践しましょう。
頑張っている自分にご褒美をあげる
妊活中は気をつけるべき点や取り組むべきことが多く、ストレスに感じてしまうこともあります。
ストレスが過度にかかると妊活を続けることが難しくなります。
頑張っている自分にご褒美を用意し、楽しみながら妊活していきましょう。
好きなお菓子を食べたり、旅行に出かけたりするのもおすすめです。
妊娠が奇跡的な出来事であることを理解し、ストレスを溜めすぎないようにして妊活に取り組んでいくことが大切といえます。
妊活中に「やってよかった!」の声が多いこと
妊活に成功した方がどのようなことを「やってよかった」と感じているのか、見ていきましょう。
【「やってよかった!」こと】
- わからないことはクリニックで相談する
- 早い段階で期待しすぎない
- 医師のいうことをしっかり守る
- ストレスを溜めない
- 頑張りすぎない
- 自分を信じる
- 夫婦で何度も話し合いをする
- 気になることがあったらすぐに検査する
- 長い目で取り組み、日常を楽しむ
- 外食から自炊への切り替え
健康のために良いことや、楽しみながら妊活につながる工夫は多くの方が「やってよかった」と感じているようです。
妊活でやってはいけないことはある?
やってよかったことがある一方で、やってはいけないこともあります。
特に以下の4つは注意しましょう。
喫煙
喫煙は不妊の大きな要因となります。
男女ともに妊活中はやめましょう。
これは、妊娠後であっても同様です。
受動喫煙だけでも流産や早産のリスクが高まってしまうので、夫婦で禁煙に取り組むことが求められます。
飲酒
お酒にも注意しなければなりません。
妊活中はいつ妊娠してもおかしくない状態です。
体内に胎児がいる状態でお酒を飲むとアルコールが胎盤に到達し、血中濃度を高めて胎児性アルコール症候群を引き起こしてしまう恐れがあります。
また、男性の場合も過度の飲酒によって精子の質が低下する可能性があるため、注意しましょう。
特に女性がお酒好きだった場合、自分だけ我慢するのは精神的にも辛いことです。
サポートする男性もお酒を控えるなどして精神的にも支えていきましょう。
暴飲暴食
暴飲暴食をすると一気に体調を崩してしまう恐れがあります。
普段の妊活でストレスを溜め込んでしまうと暴飲暴食しやすくなるので、ストレス解消につながる行為を定期的に行いましょう。
暴飲暴食が続くと肥満体型になり、妊娠しにくい体になってしまいます。
身体への過度な負荷
身体に大きな負荷をかける行為はNGです。
例えば、太り気味の方がダイエットをしようとしてハードな運動をすると身体への負荷が大きくなってしまいます。
運動を取り入れる場合も現在の体重に合わせた負荷の少ない運動を継続して行っていきましょう。
妊活成功のポイントは楽しみながら行うこと
いかがだったでしょうか。
妊活に成功した方が「やってよかった」と感じているのはどのようなことなのか解説しました。
実践したいことや、避けておきたいことなどもご理解いただけたかと思います。
ストレスを溜め込んでしまうと続かないので、自分なりに楽しみながら妊活を行っていきましょう。
I LOVE BABYは精子提供の無料相談&総合支援サイトとして、妊活中の方に役立つ情報をお届けしています。
ぜひ他のページもご覧ください。